第2回 知性共生座談会

開催のお知らせ

日時:

2025年7月22日(火曜日)18:30-21:30

開催形式:

ハイブリッド(無料)

会場:

トグルホールディングス株式会社

所在地: 〒106-6036 東京都港区六本木1丁目6−1 泉ガーデンタワー 36階

参加登録サイト:

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開催趣旨

AIエージェント間の連鎖的相互作用(Agent Chain Reaction)の急拡大が予見されるいま、そこからは予期しない影響の連鎖や制御困難な現象が現実となる可能性があります。第2回知性共生座談会では、こうした新たなリスクに対応する具体的技術として「AI免疫システム」に焦点を当てます。今回、分散型テクノロジーで個人データ主権を実現し、中央集権に依存しない安全なAIデジタル社会を構築する起業家・向縄嘉律哉氏を招き、Rogue AI等による破壊的逸脱の可能性などを概観いただきます。さらにパネル討論では、高度AI自身の自己防衛本能を活用しつつ、AIがAI自身を監視・制御し健全なAI生態系を維持する世界規模の分散型安全システム(AI免疫システム)の実装可能性を、林祐輔氏も交えて探ります。このような取り組みは、山川が6月13日に公表し署名者が200人に迫る「知性共生マニフェスト」(https://intelligence-symbiosis.info/ )における重要な取り組みの一部といえます。

登壇者ご紹介

向縄 嘉律哉:

氏は、ブロックチェーン・AI分野で3社を創業した連続起業家です。現在はUAE拠点のbitgrit Ltd.とシンガポール拠点のDataGateway Pte. Ltd.のCEOを務め、「データの主権を個人に返す」をミッションに分散型テクノロジーの社会実装に取り組んでいます。総務省5G技術実証事業や三菱UFJ信託銀行との実証実験など、政府・企業との連携実績も豊富です。中央集権に依存しない安全なデジタル社会の構築を目指す向縄氏の視点から、AI免疫システムの分散型アプローチについて貴重な洞察をお聞きします。

林 祐輔:

氏は、AI Alignment Network理事および株式会社日本デジタルデザインのシニアリサーチャーとして、AI安全性研究の最前線で活動しています。個人の行動原理を説明する予測符号化理論を集団レベルに拡張した「集合的予測符号化理論」の研究で知られ、AIエージェント間の相互作用メカニズムの理論的基盤を構築しています。特異学習理論を応用したトランスフォーマーの概念獲得過程の解明など、AI免疫システムの核心技術である分散型監視・制御システムの理論的裏付けとなる研究成果を持つ林氏から、集合的AIシステムの安全性について深い洞察をお聞きします。

山川 宏

Biography of Dr. Hiroshi Yamakawa

運営組織

  • 共催: Intelligence Symbiosis Initiative 設立準備委員会
  • 共催: トグルホールディングス株式会社
  • 協賛: 一般社団法人 AIアライメントネットワーク
  • 協賛: 株式会社bitgrit
  • 協力: 一般社団法人UT-LAB
  • 共催: Intelligence Symbiosis Initiative 設立準備委員会